『自立』し、『責任』ある人を増やすためです。 そして、私は、『あなた』自身そうであって欲しいと願うからです。 極端な質問かもしれませんが、 もし、『あなた』がこの世に一人しかいなかったらどうしますか? これは、そういうことに近いかもしれません。 誰かに『何かをしてもらう』ということは、『受身』であって、 そこから、『自立』も『責任』も生まれませんよね。 そして、いつの日か『人のせいにする』ことを覚えるでしょう。 これは、『人の人生』と一緒のことではないでしょうか。 『あなた』が全てを出来なくてはいけない、とは言いません。 でも、日頃から自分の体調や身体のことを知っていたら良いのではないか、ということです。 『あなた』自身、自分の身体を『知りたい』、自分の身体に『何か良いことしたい』と『能動的に』なることは大切なんだと信じています。 人に触られて、人に診てもらって初めて『へぇ~わたしってそうなんですか~』では、ちょっと違うと思うんです。 『じゃぁ、その人が居なくなってしまったら?』 米国で、4年で5,000セッション以上、延べ600人も越えるお客さんを観ていた時、私はいち早く、お客さんを私から『卒業』させようと想い、仕事していました。 なぜなら、私は日本から来た人間、『いつか日本に帰らなければいけない日が来る』と知っていたからです。 同時に、『学んだことを日本に還元したい』と強く感じていたからです。 お客さんは、ウクライナ人、スペイン人、アメリカ人、レバノン人、インド人、タイ人、イギリス人、イタリア人、アイリッシュ、フランス人、コロンビア人、韓国人、日本人、など世界中からでした。 ですので、お客さんが『私が居なくても、お客様自身で出来ることを伝える』、これは私の中での最低条件でした。 私から、いち早く卒業してもらう。そうする事によって、彼らの人生の質も上がります。 なにより、『どうしたら改善できるようになるのか』、『その原因をあなた自らで追究でき、それを予防できる』ようになってもらうこと。 これを読んでいただいている『あなた』にも、そうあってほしいのです。 あなたにこそ、身体のことをしっかり理解して、なにか異常があったときには、あなた自身でその専門医にいけるくらい、あなたの身体のことを理解できているレベルになっていただきたい。 それが、『自立』であり、『あなたの身体』に対する『責任』なんだと想います。 そこに繋がるのが『セルフ』、自身であなたを『知る』ことであり、『セルフ』でこそ『身体を理解できる』んだと強く感じています。
川﨑章広
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